サウンドエンジニアが収録用台本の準備について書いてみた

爽美録音サウンドエンジニアの齋藤です。今回は、教材ナレーションにおける、収録用の台本の準備について書いてみたいと思います。あくまでも一例ですが、ご参考になれば幸いです。

スムーズな進行に有効な対策

① 読みやすい文字の大きさ・太さ・色で印刷する
② 全体通し番号(ページ番号)をふる
③ 配役やナレーターごとの色分けをする
④ 読み方に迷うものは、補足を入れておく
⑤ キャラクター設定や場面設定にこだわるものは、補足を入れておく


④については、母国語である日本語でも結構迷う場面が見られますので、油断はできません。アクセント辞典でも複数のアクセントがあるものが多く、また、アナウンサーの発音と日常会話で異なる、といった場合もあります。

また、日本の英語教育では、アメリカ英語とイギリス英語が混ざっており、教科書ごとに決まりがあったりしますので、それらへの配慮が必要な場合もあります。さらに、人名などで迷う場面は多く見られますし、英単語オンリーの収録では品詞の指定なども必要となってきます。


これらのことは、もちろん収録中の確認や指示でもかまいませんが、止まる時間や回数が多いほど、収録時間がかさんでしまいますので、できる範囲でご準備いただけますと安心かと思います。

詳細は下の画像にてご確認いただくことができます。(クリックすると大きいサイズで表示されます。)


齋藤

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